電車  都市開発のコツ  電車

このページでは、都市開発に関するシステムを解説します。まずは、経営の流れからご覧になることをおすすめします。

乗客システム

駅から一定範囲にある施設の利用者が、その駅の乗客になります。駅の種類によって、収容できる乗客の人数が異なりますが、駅の集客能力自体に差はないように感じます。

駅に乗客が集まり、その乗客を列車で運びます。列車の間隔が狭いと、乗客が十分に集まる前に発車することがあり、列車の間隔が広すぎると、駅から乗客が溢れてしまいます。少ない車両の列車を何度も発着させると、小さい駅でも十分な乗客をさばけます。環状線が優れている理由の1つです。

施設の種類によって、乗客数や駅利用時間が異なります。ビジネス関連施設なら、平日の朝と夕方から夜が多いです。レジャー施設なら、休日が多いです。ただ、施設と駅利用時間の情報は、計画的な都市開発と複雑なダイヤがあってこそ活かせるパラメーターですので、一部の上級者以外は無視して良いです。

乗車下車時間

旅客列車は、停車1分でも全乗客の乗車と下車が完了します。旅客列車だけなら停車1分がベストですが、貨物列車と同じ路線を走らせる場合は、旅客列車の停車時間を調整して、貨物列車と到着時間をそろえると良いです。

貨物列車を速く走らせる方法

大きめの環状線で貨物列車を2本運行させる場合、貨物列車を性能以上に速く走らせることもできます。

方法は、ダイヤ設定で駅を1つおきに通過させて、もう1本の貨物列車に通過させた駅で停車させるだけです。貨物列車の減速・停車の回数が減りますので、より速い旅客列車と同じ路線を走らせることも可能です。

ただ、資材の生産量や消費量によっては、2本の貨物列車とも停車させた方が良い駅もありますので、運用には調整が必要です。初心者の方には少々面倒かも知れません。

建物が建つ条件

建物が自然に建つ条件は、資材置場の資材と駅(バス停)利用者と電力です。自社の子会社は、資材さえあれば建設できます。

A列車で行こう3Dとは仕様が異なり、資材工場の資材では建物が建ちません。資材工場から資材置場まで資材を運ぶと、ようやく建築に使えるようになります。

資材の積み降ろし数

貨物列車の停車時間は、積み降ろしできる資材の量に関係します。停車1分で4個の資材を積み降ろしできますので、6両の貨物列車なら停車5分、10両の貨物列車なら停車9分で完了します。資材を積む駅は停車5分から9分、資材を降ろす駅は停車1分から3分くらいが目安です。

環状線建設直後などは、資材を降ろす駅を停車1・2分に統一することで、広範囲に資材を拡散することができます。特定の地域に超高層ビルを建設する際は、その最寄り駅のみ停車時間を長くすることで、資材を集中させることができます。設定は面倒ですが、工夫次第で色々なことができます。

資材の積み降ろし範囲

資材を積み降ろしできる範囲は、駅の中心から半径400mの円形状です。駅近くの資材工場や資材置場から順に積み込み、駅近くの資材置場から順に降ろします。停車時間と資材置場の距離は無関係で、遠方でも一瞬で資材を積み降ろしできます。

資材の積み降ろしには高さも関係し、1階層分の差まで積み降ろしが可能です。地上駅からは地下の資材置場にも資材を降ろせますが、高架駅からは地下の資材置場に資材を降ろせません。

資材置場からの建設範囲

資材置場の外周から半径600mの範囲に少しでも入っている場所には、建物が建ちます。つまり、駅から400mの距離に資材置場を建設したら、駅から最長1000mの位置まで建物が建ちます。

資材を積む駅の開発

資材工場の資材からは建物が建ちませんので、資材を積む駅の周辺をどう発展させるかが、1つのポイントになります。

基本は、駅間の距離を800m(隣駅と資材範囲の円が接する)程度にする方法です。これなら、両隣の駅で降ろした資材を利用して、資材を積む駅も発展します。詳細は路線テクニックをご覧ください。

他にもいくつか方法がありますが、初心者が真似ると無駄な積み降ろしを繰り返す事態になりかねませんので、ここでは紹介しません。

資材置場は地下

資材置場を地下に建設することで、地上の開発スペースを広く残せます。デメリットは、貨物列車が高架駅を利用できないことと、資材置場の状況を確認しづらいことです。

住宅が建ってから子会社

子会社は、立地が良いほど収益が上がります。住宅が密集してから子会社を建てれば、赤字のリスクは低くなります。

子会社の建設時期としては、資材が余り出した頃が特におすすめです。資材工場と資材置場は赤字になりやすいので、子会社で資材消費量を調節すると、一石二鳥です。

資材置場(小)に合わせた子会社

高層マンションなどを建てるには大量の資材置場が必要ですが、一部の場所に資材置場を集めると、資材で赤字が出やすくなります。

そこで、資材置場(小)を広範囲に拡散させて、資材置場(小)で建てられる子会社に限定するのがおすすめです。資材置場(小)1つ分でも、意外と建てられる子会社は多いです。

人口を増やすなら、マンション1がおすすめです。利益重視なら、大型ビジョン付き建物3や五重塔がおすすめです。その他は、子会社の利益をご覧ください。

子会社の建設・売却タイミング

利益率が悪い子会社は売却した方が良いのですが、景気が良い時ほど高く売れます。一日の間でも意外と大きく景気が変動しますので、景気が良いタイミングに売れば、損失を抑えることができます。

逆に、新たに物件を建てる場合は、景気が悪い時ほど土地の買収価格が安くなります。安く建てて、高く売れば、それだけで利益が出ます。

景気

エコ電力率を上げると、景気が良くなります。エコ電力率は、風圧発電所や太陽光発電所などを増やすことで上がります。

ただ、不景気には不景気のメリットがありますので、非効率な都市開発をしてまで無理に上げる必要はありません。

道路の効果

道路には周囲の地価を上げる効果があります。地価が高いほど建物が建ちやすく、子会社の利益も出やすくなります。駅も地価を上げますが、線路には地価を上げる効果がありません。

道路はちょっとだけ

何もない土地に駅を造っても、なかなか住宅は建ちません。道路の脇にはすぐに住宅が建ちますが、道路が自然に作られるのにも時間がかかります。

そこで、道路を通したい位置に2・3マス分だけ道路を敷設すると良いです。短い道路でも住宅はすぐに建ちますし、この道路を基準に自動的に延長してくれます。序盤の少ない予算でも開発速度を上げられます。

道路間隔は120m

大きいサイズの子会社より、小さいサイズの子会社の方が利益を出しやすいです。

120m間隔の道路を並行して敷設すれば、40m幅の子会社や60m幅の子会社を隙間なく建設できます。

勝手に道路を敷設させない方法

何もない土地や建物の隙間などには、コンピューターが勝手に道路を造り始めます。適当な角度で道路を敷設されたり、既にある住宅を撤去されることもあります。都市を完全に計画したい場合、次の2つのポイントがあります。

何もない土地には、こちらが先に道路を少しだけ敷設しておくと良いです。こちらが先に道路の位置を決めれば、コンピューターはそれを延長することを優先します。

街中に勝手に道路を造られた場合は、すぐに撤去し、その場所に何らかの子会社を建設すると良いです。これで、同じ場所には道路が敷設されなくなります。