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路線と列車の基本

・路線の基本は環状線
・環状線の駅はホーム2つ
・旅客列車は停車1分か5分
・貨物列車は積む時間5分か10分
・貨物列車の降ろす時間は1分か5分
・環状線の旅客列車は同車種の列車を走らせる
 速度も加速度も同じにするため
・環状線の貨物列車は旅客列車より速い車両を走らせる
・環状線は24時間運行
・資材置場は分散

これらが基本です。詳細は都市開発のコツ、資材については資材テクニック、子会社については子会社の利益をご覧ください。このページでは路線についてのみ紹介します。

上手な線路敷設の手順

A列車で行こうExpは、建物や線路の位置を細かく調整できますが、その細かさのせいで線路がつながらないこともあります。

コツとしては、まず単線の線路を敷き、それからその上に駅を建設します。線路は直線で敷けますので、駅の位置を正確に真横に並べることができます。

線路を複線にする場合は、駅建設後に2番線同士を線路でつなぎます。駅の種類やサイズによって各番線の間隔が異なりますので、駅を建設してからの方が線路をつなぎやすいです。

基本は環状線

環状線は、一本の線路に何本もの列車を走らせることができますので、非常に効率的です。24時間運行にすれば、細かなダイヤ設定もいりません。

    駅    駅    駅__
 /               \
 |                |
駅|       工場       |駅
 |                |
 \_______________/
    駅    駅    駅

資材工場を真ん中に建設して、上図ならその南北の駅から資材を積み、その他の駅で資材を降ろします。詳細は次で解説しますが、駅の間隔を離し過ぎなければ、環状線中央の辺りにも資材が行き渡ります。

環状線は線路1本だけ利用しますが、各駅のホームは2つずつ作っておくと良いです。もう1本のホームは後で利用しますが、取り合えず単線で運行しておくと無駄がないです。

環状線は四角く

駅や線路の角度に合わせて建物が建てられますので、斜めの駅は混ぜない方が良いです。四角い環状線を作れば、その中に建物をぎっしりと詰め込むことができます。

駅間の距離と資材置場の位置

環状線の大きさ、駅の数、次の駅までの距離ですが、これは私自身正解が分かりません。

    S2←──→S1←──→S8
      800m ↑ 800m
       400m↓
S3        工場        S7
       400m↑
      800m ↓ 800m
    S4←──→S5←──→S6

仮に、駅間800m(両駅の資材範囲が接する距離)だと、上図のS2の駅から資材工場まで894mですので、S2から資材工場方面の資材範囲ぎりぎりに資材置場を作れば、環状線中央の資材工場まで資材が届きます。(資材置場から600mの範囲までその資材を使えます)

    駅    駅    駅__
 /          置    \
 |     置           |
駅| 置      工場      置 |駅
 |           置     |
 \____置__________/
    駅    駅    駅

ホームページの文字サイズでは正確な図形は描けませんが、イメージとしては、上図のような資材置場の配置で環状線内に資材が行き渡ります。

工場の数については、駅数の2分の1、上図なら工場(小)4つくらいが目安です。町の発展速度に合わせて、増やしたり減らしたりするのも良いです。

環状線でマップ全体を網羅

環状線を複線にして、外回りと内回りで二重にする方法もあるのですが、これは余りおすすめできません。それよりも、下図のように環状線のループを周囲に展開していった方が効果的です。

_     駅    駅    駅__
 \ /               \
  | |                |
  |駅|       工場       |駅
  | |                |
_/ \_______________/
_     駅    駅    駅__
 \ /               \
  | |                |
  |駅|       工場       |駅
  | |                |
_/ \_______________/
      駅    駅    駅

この方法だと、増えた人口を効率的に周囲の環状線に展開できますし、資材も周囲の環状線で消費できます。

余った資材は隣町へ

環状線内を開発し尽くし、隣の環状線も一段落ついたら、どうしても資材が余りがちになります。工場を撤去するのは最終手段ですので、それまでは隣町に売ると良いです。

                ________隣町
_     駅    駅    駅__
 \ /               \
  | |                |
  |駅|       工場       |駅
  | |                |
_/ \_______________/
_     駅    駅    駅__
 \ /               \
  | |                |
  |駅|       工場       |駅
  | |                |
_/ \_______________/
      駅    駅    駅

工場の生産量は調整できませんし、貨物列車の車両も増やしにくいのですが、隣町に行く貨物列車の発着回数は運行時間で気軽に調整できます。この路線は単線ですので、貨物列車は後退速度も速いMc250系がおすすめです。

上図の場合、反時計回りに列車を走らせておいたら、余った資材だけを隣町に売りに行けます。

隣町用のホームがない場合や、線路敷設予定地に子会社が建ってしまった場合などは、トラックで隣町へ資材を売りに行くのも良いです。台数を増やせば、トラックでも十分な資材を運べます。

隣町までの距離が遠い場合は、多少の資材なら余らせておくのも仕方がないです。

隣町の注意点

マップ端まで線路を伸ばすと、隣町まで路線を延ばすことができますが、隣町にはいくつか注意することがあります。

まず、隣町では乗車がほとんどありません。隣町へ乗客を連れて行くと、隣町での降車はあります。そのため、隣町を利用して未開発の土地を発展させることはできません。マップが発展しても、わざわざ旅客列車を隣町へ向かわせるくらいなら、マップ内を循環させた方が乗客数が多いです。A列車で行こう3Dとは、かなり仕様が異なります。

隣町を利用するなら、資材の売却です。詳細は資材テクニックに書きましたが、隣町で資材を買うとかなり割高ですが、隣町に資材を売ると多少の利益が出ます。隣町から資材を買ってくるくらいなら、マップ内に資材工場を建設し、マップ内に消費し切れない資材があったら、それを隣町に売りに行くと良いです。

その他の注意点として、隣町の資材処理は「積み降ろし」で固定されています。マップ内の駅で「積む」と設定しておいても、積む資材がないと、隣町から割高な資材を買ってきてしまいます。繰り返しますが、消費し切れない資材を売りに行く程度に運行するのがポイントです。

折り返し環状線

環状線は、文字通り輪を造ることですが、複線で両端を折り返し駅にすることでも列車は循環します。細長い土地で効果的です。

 _________________
 駅 \  駅   駅   駅  / 駅

列車の間隔を詰め過ぎたり、列車の性能に差があると、折り返しの部分でぶつかる危険性があります。走らせる列車の本数は、普通の環状線よりも少なめにした方が無難です。

A列車で行こう3Dでは、貨物列車も[機回り]で常に前進させることができましたが、A列車で行こうExpに[機回り]の機能はありません。

貨物列車のMc250系だけは後退速度も速いので、折り返し環状線では必ずこれを使います。旅客列車も、Mc250系の速度以下に合わせると良いです。

折り返し駅の応用

折り返し駅で環状線を造ると、列車の間隔を詰め過ぎるなどの要因で、折り返し部分で列車がぶつかる危険性があるのですが、下図のように線路を敷けば、そのリスクを下げられます。

 → ____________
 ←   \ / 駅

折り返し駅のホームを2つにし、来る列車が上下のホームに交互に入るように設定し、動作モードの[到着待]を利用して反対ホームに列車が到着してから発車させます。その路線の列車数が偶数である必要があり、設定も大変なため、上級者向きといえます。

狭い土地は一部複線

単線でも、2本の列車を往復させることは可能です。方法は、下図のように中央部分を複線にするだけです。

 ___________________
 駅    駅  \ \   駅    駅

まずは、線路を通す予定の部分のマス目を数えて中央を見つけ、中央で車両の長さ分だけ複線になるように計画を立てます。左右どちらの駅から出発しても、同じ距離で分岐に到着することを確認します。

路線の計画は意外と面倒ですが、1度作ってしまえば、後は同じ速度の列車を両端の駅から同時に出発させるだけです。線路部分を節約できるので、敷設費用が安く、建物のためのスペースを広く残すことができます。

ただ、この方法では列車2本しか走らせることができないので、折り返し環状線の方がおすすめです。